トーマはお母さんと畑仕事をしながら暮らしています。そんなある日、お母さんが病気になり、高い熱が下がりませんでした。そこでトーマは魔女に薬を作ってもらおうとメロンをかごに入れて魔女の家をたずねていきました。魔女はいじわるで薬を作ってくれようとしませんが、トーマはなんとかして薬を作ってもらおうとがんばります。

トーマのまっすぐで一生懸命な心が伝わってきます。大型本で絵や色使いがはっきりしていて､読み聞かせ向きです。

ねこたちは夜の間何をしていると思う？庭でねずみを追いまわす？ちかくの木にかけのぼる？いいえ。ねこたちは学校へ行っているんです。服飾クラスや工作クラスの授業を受けて､3時には食堂へ行き、授業のあとには床やへ行って、ガールフレンドとデート。明るくなる直前に彼女を家まで送り届けます。とにかくしゃれた絵本です。日本の絵本にはない魅力のある1冊です。

おかあさんポサムは、むすこのジョーに死んだふりを教えようとするのですが、ジョーはいつもわらってばかりで、なかなか死んだふりができません。ともだちはジョーのわらい声がだいすきなのですが、おかあさんはこわい敵がきたらどうするか心配でたまりません。そんなある日、突然クマがあらわれました。さてジョーはちゃんと死んだふりができるのでしょうか。作者は日本人ですが、外国の絵本のような雰囲気があります。