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今月のお薦め本です
お話サークルがらがらどんが、自信を持ってお薦めします
本の表紙絵の掲載は、出版社の了解済みです。)
いろいろ取り揃えています
お薦め その1 「ぼくもうなかないよ」 サイモン・パトック/文  アリソン・パートレット/絵 ないとうふみこ/訳 徳間書店
【2002年2月発行】
お話をするのが上手なかばのおばあさんと、ひょうきんもののさるは大のなかよしでした。毎晩、ジャングルに日が沈むころ、かばのおばあさんはさるにお話をしてくれました。

ところがある日、かばのおばあさんは「そろそろこの世にお別れするときがきたようだ」といって、ジャングルの奥へ消えてゆきました。悲しみにくれるさるをすくってくれたのは、はずかしがりやのカメレオンでした。さるはカメレオンにかばのおばあさんから聞いたお話をしてあげることによって、悲しみを乗り越えることができました。

お薦め その2 「いのちは見えるよ」 及川和男/作 長野ヒデ子/ 岩崎書店
【2002年 】
エリちゃんのおとなりにすんでいるルミさんに赤ちゃんが生まれました。ルミさんは目が見えません。でもルミさんは赤ちゃんのオムツを取り替え、おっぱいを飲ませてあげます。

赤ちゃんが笑った顔をみたエリちゃんは思わず「ルミさん見えたらいいね」といってしまいました。その時、ルミさんは「いのちは見えるよ」といいました。エリちゃんは命ってなんだろうと考えます。

胸にジーンとくる絵本です。お薦め中のお薦め本です。

お薦め その3 「キャベツ姫」 エロール・ル・カイン/作 灰島かり/訳 ほるぷ出版
【2002年2月発行】

“むかしむかしあるところに それはそれは おこりんぼうの王さまがおりました”という出だしから、「ラプンチェル」や「いばら姫」と同じく昔話なのかなと思ったら、実はエロール・ル・カインの創作でした。

口の悪い王様は、ある日、森の王と名乗る不思議な男に、悪口がすべて本当になる魔法をかけられます。「おいぼれのめんどり」といったおきさきは一羽のめんどりに「オタンコナスのキャベツ」といった王女はキャベツにといったぐあいです。幻想的な絵とユーモアのあるお話で、カインならではの世界がたっぷり楽しめます。

お薦め その4 「まいごのフォクシー」 イングリ&エドガー・ドーレア/文  イングリ&エドガー・ドーレア/絵 うらべちえこ/訳 岩波書店
【2002年6月発行】

原書の初版は1949年。今から半世紀以上も前です。かいぬしの男の子の後をつけていて、まいごになってしまったフォクシーは、親切なおじさんの家でかわれることになりました。おじさんは、動物に芸を教えて、舞台で披露する曲芸師でした。フォクシーも練習をつんで舞台にたつことになりました。すると、客席に、夢にまで見たかいぬしの男の子がいました。一人と一匹は劇的な再会をしました。聞き手はフォクシーになりきって、いろんなことを経験するのではないでしょうか。あたたかいタッチの絵がお話にぴったりです。

お薦め その5 「だれがいちばんきれい?」 ハミド・レザ・ベイダーキー/作 だんばらあつこ/ 新世研
【2002年6月発行 】

森の動物たちは一番きれいな動物をボスにすることにしました。みんな、ほかの動物のことがよく見えてしかたありません。そこで、シカはライオンのたてがみをかしてもらい、ライオンはシカの角をかしてもらいます。でも、ラクダだけはありのままの自分の姿でコンテストに参加しました。さて、その結果は?

 きつねが、イノシシから、きばをかり、「なんてかっこいいんだろう」とか、イノシシがきつねのしっぽをかりて「エレガントに見えるや」なんていっているところがとっても面白いです。絵がコラージュのようで、デザイン的にも面白い絵本です。

胸にジーンとくる絵本です。お薦め中のお薦め本です。


お薦め その6 「ゴリラとあかいぼうし」 山極寿一/作 ダヴィッド・ビシームア/絵 福音館書店
【2002年6月発行】

どもゴリラが目をさますと赤いぼうしがおちていました。それは森へきのことりに来た男の子がおとしたものでした。

ゴリラは「ふにっく こっこっこっ ふにっく こっこっこっ」という声で、仲間に注意をよびかけます。そして「ぐこぐこぐこ」と笑ったり「ふぬ ふぬ ふぬ」という鼻声を出して甘えたり、さまざまな「ゴリラ語」で気持ちを伝えあっています。

森にぼうしをとりに来た男の子は、ゴリラの注意を聞かず、お父さんゴリラに「ばうあああああああっ」とほえられてしまいますが、最後には、ぶじ、ぼうしを取りかえすことができました。ゴリラになりきって声に出して読むとおもしろいです。

絵は、森林とゴリラの保護に力をそそいでいる、コンゴ生まれの画家によるものです。うっそうとした森と、そこに暮らすゴリラの表情がいきいきしています。


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ゴメンください。 私、カルロロカルロと申します。

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