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今月のお薦め本です
お話サークルがらがらどんが、自信を持ってお薦めします
本の表紙絵の掲載は、出版社の了解済みです。)
いろいろ取り揃えています
お薦め その1 「さいごのこいぬ 」 フランク・アシュ/ぶん・え ほしかわなつよ/やく 童話館出版

【2005年8月発行】
ぼくは9番目に生まれた最後の子犬。お母さんのおっぱいを飲めたのも最後、目があいたのも最後、夜になって犬小屋に入るのも最後。ある日、飼い主が「こいぬうります」という看板を出しました。一匹また一匹とつれていかれるけれど、だれもぼくを選んでくれない。やっぱりぼくは最後の子犬になってしまった・・・ けなげな子犬にすっかり心を奪われてしまいました。子犬の不安な気持ちやなんとか自分を選んでもらおうとする一生懸命な気持ちが伝わってきます。

お薦め その2 「はっぱ」 水野政雄/作 小学館

【2005年10月発行】
木で作った小人たちがはっぱでいろんなものを作ります。魚や鳥や虫など、はっぱとはっぱを重ねたり、松葉や小枝をさしたり、いろいろ工夫したらカラフルでかわいい生き物のできあがり。巻末には「こうさくをたのしむヒント」ものっています。写真がとてもきれいな絵本です

お薦め その3 「山と川と海と サチとユウタの物語」 森山京/文 大田大八/絵 小峰書店
 【2005年12月発行】
毎年、秋のとりいれがすむと、山里に暮らすものと、海辺から船で渡ってくる者とが河原につどい、商いをしていました。1年に1度だけ立つこの市はもう何十年も続いています。村の娘サチと漁師の息子のユウタはその市で知り合い、1年に1度会うのを楽しみにしていました。年月が流れ年頃になった二人は次の市の日にいっしょに山へ登る約束をします。ところが市の日がきてもユウタの姿はありません。漁にでたまま戻ってこなかったのです。そのうちサチに嫁入り話がもちあがりました。ユウタへの思いを断ち切れないサチは一人で約束の山へ登りました。 山や海で暮らす人々の生活や、サチとユウタの心の交流が丁寧に書かれた物語です。読んでいてせつない気持ちになりますが最後はユウタが帰ってきて二人は結ばれハッピーエンドとなります。大人の方向けのお話会で読んでみたい作品です。


お薦め その4 「ねどこどこかな?」 ジュディ・ヒンドレイ/作 トール・フリーマン/絵 谷川俊太郎・覚和歌子/訳 小学館
 【2006年2月発行】
うさぎは ねむる ぐっすり ねむる すあなの なかで。とりは ぬくぬく きに よりそって。”みつばちみたいにバラの中でねむるのはどんなだろう。波にゆられてみる夢はどんなだろう。こうもりだったらさかさにぶらさがってねむらなきゃね。みんなだったらおねむのときどこをえらぶ?だれでもみんなおきにいりのねどこがあるね。日本語の響きとリズムがとても気持ちのいい本です。(お二人の訳者の名前を見れば当然のことですが)フリーマンのやわらかで温かい絵が文章にぴったりで、想像の世界を広げてくれます。


お薦め その5 「鬼の首引き」 岩城範枝/作 井上洋介/絵 福音館書店
 【2006年2月発行】
力自慢の若者が旅をしていると、大きな鬼があらわれ、若者はこの鬼の娘の「お食い初め」に食べられることになった。若者は鬼の娘と力くらべをして負けたら食われようと約束し、腕相撲や足相撲をするが、負けてばかりの娘は泣き出してしまう。それをみた鬼は仲間を集め、若者と首引きをさせました。首引きとは、お互い首にひもをかけて引き合って勝敗をきめる遊びです。(中世には実際に行われていた遊びだそうです)。若者は顔を真っ赤にしてふんばりますが、じりじりとひっぱられていきます。娘のことがかわいくてたまらない親ばかな鬼がほほえましいです。うちにもこんな親がいるような・・・

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ゴメンください。 私、カルロロカルロと申します。

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