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今月のお薦め本です
お話サークルがらがらどんが、自信を持ってお薦めします
本の表紙絵の掲載は、出版社の了解済みです。)
いろいろ取り揃えています
お薦め その1 「カラスのはてな? 」 からさわこういち/作 たにうちつねお/絵 福音館書店

【2005年10月発行】
“カラスさんハンガーくわえてどこいくの?”“カラスさんクルミはかたくてわれないでしょ?”こんな質問にひとつひとつカラスが答えてくれます。お話を楽しみながらカラスの習性がわかる絵本です。小ぶり(21×22)な絵本ですが、コラージュのシンプルな絵がくっきりとしていて遠目がきくので、クラスでの読み聞かせにもOKです

お薦め その2 「おーいみえるかい」 五味太郎/作 教育画劇

【2005年9月発行】
“おーいおーいみえるかい”よく見ると草むらの中にちっちゃなアリがいました。そのアリに近づいてみるとアリはぼうしをかぶっていました。さらにズームアップすると、ぼうしにはゾウの絵。さらにズームアップするとそのゾウは腕時計をしています。カメラがぐんぐん近づいていくことによって今まで見えなかったものを見せてくれる、そんなおもしろさのある絵本です。

お薦め その3 「ミステリー」 アーサー・ガイサート/作 久美沙織/訳 BL出版
 【2005年9月発行】
コブタは絵を描くのが大好き。ある日、おじいさんと博物館に行ったコブタは絵をみているうちにヘンなことに気がつきました。いくつかの絵で一部分が切り取られ、ニセモノがはめこんであったのです。博物館の警備員さんとおじいさんは犯人を探し始めます。現場にのこされた足跡や抜け毛などから、アライグマが犯人ではないかと疑いますが、コブタはアライグマがやったのではないと主張しました。コブタは現場で見かけたものをひとつひとつスケッチしていたのです。そしてその絵でみんなに本当の犯人は誰か説明していきます。コブタのすばらしい観察力に感心してしまいました。もう一度最初から絵本をじっくり見てみると確かにコブタの説明した通り、ちゃんと証拠が残っています。アーサー・ガイサートの絵がとてもすてきです。彼の作品には「ヘイスタック」「プレーリータウン」「コブタをかぞえてTからMM」などがあります。この本の中にも彼の他の作品がいくつか描かれていてそれを見つけるのも楽しいです。

お薦め その4 「おおさむこさむ」 こいでやすこ/作 福音館書店
 【2005年10月発行】
おおばあちゃんにマントを作ってもらったきっこと、いたちのちいとにいは「ゆきぼうずがでるぞえ」といわれたにもかかわらず、そりあそびに出かけました。三人は途中でゆきだるまのおおさむとこさむと出会い、いっしょにそりあそびをして遊びました。ところがおおさむとこさむはおそろしいゆきぼうずだったのです。ゆきぼうずはゆきまじりのかぜをひゅうひゅうふきつけ三人をこおらせようとしました。きっこが勇敢に立ち向かう姿に思わず拍手!おおばあちゃんの大らかな愛情にも安心できます。「きつねのきっこのおはなし」シリーズには「おなべおなべにえたかな?」「たろうめいじんのたからもの」(こどものとも20038月)があります。

お薦め その5 「マーシャと白い鳥」 M.ブラートフ/再話 出久根育/文と絵 偕成社
 【2005年10月発行】
マーシャはおとうさんとおかあさんが出かけている間、弟のめんどうをみるようにいわれましたが、一人でお友達のところに遊びに行ってしまいました。帰ってくると弟がいません。白い鳥たちにさらわれていったのです。マーシャが白い鳥をおいかけていくと弟はババヤガーの小屋にいました。マーシャはこっそり小屋に近づくと弟をかかえて逃げ出しました。それに気づいたババヤガーは白い鳥たちにマーシャを追いかけさせます。マーシャは土のペチカやリンゴの木、ミルクの川に助けてもらい、無事、弟をつれて家に帰ることができました。出久根育さんの絵が不思議な雰囲気をかもしだしています。出久根さんの作品には「ワニ」「ペンキや」(ともに梨木香歩:文)があります。


お薦め その6 「ぼくは・・・」 三浦太郎/作 ブロンズ新社
 【2005年8月発行】
ぼくは冒険家 ぼくは空想家 ぼくはうそつき ぼくは愚か者 1ページにひとつづつそれぞれの性格とそれをイラストにした絵がついています。シンプルで的を得た絵に思わず「なるほど!」と思ってしまいます。


お薦め その7 「まいごのぴーちゃん きゅーはくの絵本@ 花鳥文様」 九州国立博物館/企画・編集 フレーベル館
 【2005年8月発行】
ある晴れた日、小鳥のぴーちゃんは遠くまで遊びにいきました。水草のあいだで遊んでいるコイや川辺のオンドリとお話したり、お花がいっぱいのジャングルに行ったりしました。そのうち、あたりがうすぐらくなり、ぴーちゃんは家に帰りたくなりましたが、どっちからきたのかわからなくなりました。ぴーちゃんは無事家に帰ることができるのでしょうか。「この絵本は柿右衛門様式の色絵皿から飛び出した小鳥のぴーちゃんがアジア各地のさまざまな工芸品に迷いこんで、自分の家をさがすという物語になっています。」(作品の解説より)背景となっているのはインド更紗、螺鈿ダンスなど、どれも一級の工芸品ばかり!しかもストーリーと背景がみごとにマッチしています。こんな絵本がつくれるんだ!と衝撃を受けた一冊です。


お薦め その8 「おおぐいひょうたん」 吉沢葉子/再話 斉藤隆夫/絵 福音館書店
 【2005年9月発行】
あるひ、フライラは畑で小さな丸いひょうたんを見つけました。フライラがとびはねるとひょうたんもはねました。フライラがかけだすとひょうたんもひょんひょんと追いかけてきました。フライラはこのひょうたんがすっかり気に入りました。ところが、突然ひょうたんは「にくがくいたい」といってフライラの足にしゃぶりつきました。なんとこれは肉を食べるおおぐいひょうたんだったのです。おおぐいひょうたんは羊のむれをのみこみ、牛をのみこみ、らくだをのみこみ、どこまでもフライラを追いかけてきます。西アフリカの昔話で、とても迫力のある絵本です。低学年の読み聞かせにぴったりです。(19991月 こどものとも)


お薦め その9 「だるまのマーくんとはいたのおばけ」 小沢正/作 片山健/絵 ポプラ社
 【2005年11月発行】
だるまのマーくんがもりへいくと“でろ でろ でろーん”と木のあいだからおばけがとびだした。マーくんはこわくて今にも気絶しそうでしたが、じっとがまん。そして、おばけははぶらしが怖いことを聞き出しました。そこで、マーくんははぶらしを集めてまわり、また、もりへ。マーくんとおばけの一騎打ちが始まりました。マーくんはおばけにはぶらしを投げつけます。おばけも負けてはいません。ペロペロキャンディーやクッキーやチューインガムをマーくんめがけて投げつけます。最後はマーくんの投げた特大はぶらしでおばけを撃退しました。マーくんはおばけの投げたおかしを荷車いっぱいに積んで家に帰りました。でも、おかしを食べ過ぎたマーくんは…。それは読んでのお楽しみ。 はぶらしとおかしが飛び交う場面は壮絶です。おばけもなかなかいい味をだしています。読み聞かせ向き。


お薦め その10 「ぽけっとくらべ」 今江祥智/文 和田誠/絵 文研出版
 【2005年12月発行】
ある晩、山ネコが人間のまちでみてきたポケットをほかの動物たちに自慢しました。寒いときは手を入れるとあったかいし、あせが出たときはハンカチをとりだして汗を拭き、アメ玉や時計まではいっています。感心した動物たちはポケットくらべをすることにしました。こいのぼりみたいに長いふくろのポケットをつくったブタ、48個ものポケットのついた上着を着たキツネ、いろいろおもしろいポケットが次々と登場しますが、どれも失敗作。さて、いっとうしょうはだれ?ナンセンスなストーリーに和田さんのとぼけた感じの絵がぴったりです。


お薦め その11 「しりとりしましょ!」 さいとうしのぶ/作 リーブル
 【2005年11月発行】
しりとりしましょ!はじめは「あ」で始まる食べ物しりとり。あいすくりーむ、むぎちゃ、やきいも・・・。「ん」が出たらしりとり番犬に逮捕されちゃうよ。かわいらしい食べ物が次々に出てきます。同じ作者の『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』もおすすめです。こどもたちと一緒にたのしめます。

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ゴメンください。 私、カルロロカルロと申します。

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