【2004年1月発行】
「しゃく　しゃく　しゃく」「にちゅ　にちゅ　にちゅ」「ぱりっ　ぱりっ　ぱりっ」何を食べている音だと思いますか？こたえは「りんご」「ばなな」「たけ」｡ねこがいろんな動物に何を食べているのか聞いていきます｡そのたびに「きみもたべるかい?」ときかれますが、ねこはきまって「いいえ　けっこう」とこたえます｡　食べる音が耳できくととても心地よく楽しいです。にくらしげなのですがなぜかにくめないねこの表情もなんともいえずよい絵本です。

【2004年6月発行】
おなかをすかせたわかいわにが、さるをつかまえて食べようとします。わにはすばしっこいわかいさるに目をつけました。そのさるをせなかにのせ、水の中につれこんだまではよかったのですが、まんまとさるにだまされて逃してしまいます。　さるの機知にとんだふるまいに“なるほど！”と感心せずにいられません。ポール・ガルドンの絵もすばらしいです。わにの絵には鳥肌がたつほどです。さるのすばしっこさ、体のしなやかさ、いきいきした表情もみごとに表現されています。

【2004年7月発行】
ペンギンが砂浜で木の棒をひろいます｡ペンギンはその棒で砂浜に絵をかきました｡さて、どんな絵ができるのかな?こどもたちとやりとりの楽しめる本です。

【2004年7月発行】
ちいさいうさぎがたまごを見つけました｡うさぎはたまごの中に何がはいっているのかいろいろ想像してみました｡そして、あしでおしたり、たまごのうえにとびのったり、ころがしたりしてたまごをわろうとしましたが、どうしてもわれません｡そのうち疲れたうさぎはねむりこんでしまいます｡ねむっている間にたまごからあひるのひながうまれました｡まず、表紙の絵の美しさに目を奪われます。どのページも卵型の白地にストーリーの絵がかかれ、まわりには繊細な花の絵が描かれています。”芸術品“といえる一冊です。