【2004年7月発行】
おばあちゃんが病気になったので、ぼくはケーキをもっておみまいに行くことになった。お母さんに森の中の道は通ってはだめといわれたけど、その日、ぼくは初めて森のなかを通っていくことにした。森のなかでは牛を連れた男の子や、ケーキをねだる女の子、迷子になった兄妹たちに出会います。それぞれの場面が昔話のパロディになっています。あちこちにある隠し絵を探すのも楽しいです。遊び心いっぱいの絵本です。

【2004年7月発行】
やすおくんとねこのミーちゃんがケンカをしました。するとミーちゃんはおこってどんどん大きくなり、ぱんぱんにふくらんでパチーンとはじけて、１００ぴきのねこになってしまいました。やすおくんは、このなかからほんもののミーちゃんをみつけることができるでしょうか。

【2004年9月発行】
若くして右大臣となった百合若は、九州に攻め込んだ蒙古を退け降参させた。ところが、その帰り、家来に裏切られ人もすまない玄海島にたったひとりとりのこされてしまった。その後、壱岐の島人の舟に助けられ、みごと仇討ちを果たします。「百合若大臣」は日本の代表的な英雄伝説として知られていますが、これは語り物として演じられていたものがあたかも実在した伝説のようにあつかわれてきたものです。波乱に満ちたスケールの大きなドラマにぐいぐいと引き込まれます。