「ライオンなんかどうかな」というと「ライオンはくいいじがはってるからね。おまえなんか、すぐにおやつにされちまうよ」とおばあちゃん。

「じゃあ、ひつじは?」「おおかみは?」「たこは?」と次々と動物をあげていくのですが、どの動物にも家族のクレームがつきます。そこで、ペットショップのおばさんがすすめてくれたものは･･･?

ぼくの家は、小さな庭がついていて、物置と菜園がある。近所はどこも同じだ。みんなきれいに手入れしている。でも、お隣さんだけはべつだ。草ははやしっぱなし、しかも、ある雨の日、物置をこわし、シャベルをひきずってきて、なにかをつくりはじめた･･･。近所の人たちは、「あんなのルール違反よね。」とおこっているが、きっとうらやましかったんだ。「はじめてであうアフリカ　あたたかくユーモアたっぷりにアフリカと子どもの出会いを描きます。」（帯の文より）

とにかくいい本です。ヘグルンドの絵が、少年の気持ちや話の雰囲気をうまく伝えてくれます。