【2010年6月発行】
　　「きいろいまるを　おして」「こすってみる」「ほんを　ちょっと　ゆすってみよう」「ためしに　１かい　てを　たたいてごらん」ページを触って遊ぶ、今までになかった新しい発想の絵本。あなたも是非、この感動を味わってください。『ぼくは　びっくりさせるのが　だいすき。だから　この　えほんにも　たくさんの「びっくり」をつめこんだよ。たのしんでもらえると　いいな。どうだったか　おしえてね。』（作者より）

【2010年6月発行】
　ちいさなおうさまは一人で大きなお城に住んでいました。大きな兵隊に守られ、大きなテーブルには食べきれないごちそうが並べられ、大きなベッドではさみしくてよく眠れませんでした。ある時、王さまは大きなお姫さまをおよめさんにもらいました。そして、たくさんのこどもに恵まれました。お城もテーブルもベッドも今ではぴったりの大きさになりましたよ。

【2010年7月発行】
　ぼくは、朝暗いうちから、パパと兄さんと仕事に出かける。山から掘り出した塩を、たるに詰めつづける仕事だ。朝食ぬき、シャベルを持ち上げる腕には痛みが走る。でも、本が読みたい、字を書いてみたい、そうした思いで僕の胸はいっぱいになる。本にはきっとすばらしい世界がかくされているにちがいない。―アメリカ合衆国の教育家、ブッカー・トラバ・ワシントンの少年時代をえがいた絵本です。初めて文字が読めた時の感動を「新しい世界にはいったんだ。希望が生まれたんだ。」と言っています。子どもや読み聞かせに関わる私も、常に忘れたくない気持ちです。