【2016年2月発行】
　この本は、長田弘さんの詩集『奇跡・ミラクル』の冒頭の詩をいせひでこさんの淡い水彩画で表現した絵本です。哲学的な詩ですが、１ページをめくる度に、いせひでこさんの絵が詩へと導いてくれます。何回も読み返したくなる絵本です。長田弘さんといせひでこさんのタッグは、『最初の質問』に続き２冊目の絵本になります。
　冒頭に　”旅する詩人へ　そらはどんなかたちをしていますか。今日、空にハクモクレンをみつけました。　旅する絵描きより”
と書かれています。本の中にもハクモクレンが描かれていて、今頃の季節かしら？と思わせるページがあります。
中学生以上の皆さんに読んで欲しい一冊です。
　追申
この絵本の創作過程などいせひでこさんにお話を聞く機会があったら、聞いてみたいものです。是非、静岡県にいらしてください。
待っています。